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伯爵と一粒の真珠 カレン・ラニー
2017年01月04日 (水) 15:01 | 編集

伯爵と一粒の真珠 (MIRA文庫 KR 1-2)
2016/10/15
カレン・ラニー (著), 杉本ユミ (翻訳)

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伯爵と一粒の真珠

カレン・ラニー

出征したまま行方知れずの弟を捜し、ミネルヴァは強い決意を胸に伯爵家の扉を叩いた。もはや、“ロンドンの放蕩男”と悪名高きラスミア伯爵に頼るほかない。弟は恥知らずな伯爵に心酔し、愚かにも戦地へついて行ったのだ。ところがミネルヴァは門前払いを食わされ、やむなく夜中に屋敷に忍び込む。そこにいたのは驚くほど見目麗しく、威厳にあふれた男性だった。だが顔には痛々しい傷が走り、青い瞳は視力を失っているようだ。怒りを忘れ、同情心が湧いたのも束の間、伯爵は彼女の話も聞かず、「出ていけ」と冷徹に追い払った。
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copyright 2015
Scotsman of my dreams

「グラスゴーでふたたび」「ハイランドの悪魔」のスピンオフ。祖先の手紙の一部で紹介された3人の息子のうちイングランドへ向かった子孫の物語です。
ストーリー上の絡みはあまりないので単品で楽しめます。
放蕩の末に面白半分でアメリカの南北戦争に加わったラスミア伯爵ダルトン・マクレーンは、苦い後悔と教訓を得て視力を失い帰国。だが、唯一の家族である弟を連れていったことに腹を立てているミネルヴァが屋敷に入り込んだことで、彼も自身と向き合うことを余儀なくされるというロマンス。
彼の言葉は本当なのか?ラストまで軽快なテンポで描かれるヒストリカルロマ。

あらすじ
兄のアーサーはもうここにはいない。そして父も。二人とも逝ってしまった。今は狭苦しいグレドフィールドの霊廟の中だ。
ハウィントンは先ほどの令嬢を追い払っただろうか?ダルトンの秘書にハウィントンを雇ったのは母だった。あの頃は今よりずっと荒れた生活をしていた。状況さえ違えば、こんなふうに生活を改めることはなかっただろう。
弾丸一発でずいぶんと変わるものだ。

この2年で弟はずいぶん変わった。ネヴィルは世間しらずの若者だった。ラスミア伯爵ダルトン・マクレーンは、暇つぶしか何かのように若者たちを引き連れてダメリカの市民戦争に加わった。ネヴィルもラスミアを追ってアメリカへ向かった。
ラスミアは数ヶ月前に戻ってきた。でもネヴィルはまだ。途中のどこかで伯爵は弟とはぐれたに違いない。
とにかくラスミア伯爵に会う方法を見つけないと。なんとしてでもネヴィルの消息を突き止めなくては。
それもわからないままでは生きてはいけない。


冒頭の経緯。ミネルヴァは特製のズボンスカートを履き、スコットランドの遺跡の調査旅行をするのを趣味にしており、御者のヒューとはかつて愛人関係にあった。そんな型にはまらないミネルヴァの動向は常に隣人の三姉妹によって監視されている。それでも、ミネルヴァはヒューの制止を振り切り、ラスミア伯爵ダルトン・マクレーンの屋敷に忍び込んだ。絶対に弟の居場所の手がかりを聞き出したかった。

ミネルヴァはダルトンの屋敷に忍び込み、その後も彼を尾行し、交渉しようと試みる。
一方、目の見えないダルトンは、秘書のハウィントンを信頼できずにいた。兄の愛人と隠し子の存在を知り、兄の死に不審な点があることを感じとり、調査を始めようと考える。
一方で、ダルトンはネヴィルを探す必要性を感じ、同じ目的であるミネルヴァに協力をもちかける。

というわけで、命を狙われつつ、弟を探す展開。
ネヴィルが何をしてダルトンと離れることになったかは、秘密。
ヒロイン・ミネルヴァは、御者のヒューと愛人関係にあったという設定はいるのか?と気になるのだが横へ。要するに、そういった自分の好奇心に率直な女性。当然、自分の考えの赴くままに、彼の屋敷に押し入り、ちょっぴり後悔したりする人物。
そんなヒロインを見守る隣人の意外な活躍が、心温まりつつ、笑えた。
ヒロインへの共感は難しいが、緊張感のある展開で、ユーモアのあるお話で楽しかった。

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