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十二夜 ―身代わり小姓と不機嫌な公爵 恋するシェイクスピア 吉村りりか
2017年01月11日 (水) 15:09 | 編集

十二夜 ―身代わり小姓と不機嫌な公爵― 恋するシェイクスピア (ビーズログ文庫)
2016/10/15
吉村りりか (著), 雲屋 ゆき

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恋するシェイクスピア
十二夜 ―身代わり小姓と不機嫌な公爵―

吉村りりか

船旅の最中嵐に遭遇したヴァイオラは、遠く離れた地に漂着。帰る術もなく、女の身で生き抜くためにはと、男装し、オーシーノー公爵に仕えることに。ところがこの男、極端な人嫌い!!初めは戸惑うヴァイオラだったが、本当は不器用なだけの彼に、気づけば恋をしてしまう。そんななか、彼の様子もどこかおかしくて…!?「公爵、私は男、ですよ!?」珠玉の喜劇ラノベ化!
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稀代の劇作家シェイクスピアをラノベ風にアレンジしてみんなに親しんでもらおうというコンセプトのシリーズ。
今回は、”十二夜”。
乙女の心理増量の前半と、恋心入り乱れて大混乱の後半とで構成される楽しいお話。
”シェイクスピアって何?” ”とりあえず、簡単に楽しく知りたい”そんなあなたにオススメの一冊。
あとがきには、ラノベ化にするにあたって気を使った点や、舞台と違い場面転換が容易にはいかない小説での難しさが書かれている。

あらすじ
家を双子の兄とともに飛び出したヴィオラは、船旅の途中で嵐の海に投げ出され、気がつけば船長とともに美しい浜辺で途方にくれていた。
兄を探しに行くにもお金もなく、女一人で荒くれ者のいる船に乗るわけにもいかない。
(となると   
自ら働いて金を稼ぐ必要があった。いずれ帰るにせよ、先立つものがなければどうしようもない。
面倒を避けるためにも伯爵令嬢という身分を隠したままでいたい。
船長に聞いたところ、この土地を治めているのはオーシーノー公爵で、公爵に求婚されているオリヴィア様は兄を亡くしてから一人で泣き暮らしているという。
ヴィオラはまだ見ぬオリヴィアを慕わしく思った。
「私……その方に、お仕えしてみたいわ」
だが、オリヴィアは人を一切館に寄せつけないという。
それなら公爵の家にお仕えするのはどうかと聞くと、公爵は女嫌いだという。

「あっ、じゃあ女でかることを隠して小姓として公爵様にお仕えするのはどうかしら?」


冒頭の経緯。気難しい公爵の小姓となったヴィオラだが、嵐の夜に怯えていると、優しさを見せてくれた。抱き上げられ、息が止まりそうになりながらオーシーノーの肩にしがみつく。
(お願い、オーシーノー様。私の正体に、気づかないで……)

彼に想いを寄せ始めたものの、求婚中のオリヴィアへの使いをすることになってしまった。兄の真似をして公爵の代わりにオリヴィアを誘惑しはじめると、オリヴィアはヴィオラに夢中になってしまい…!?
後半は兄も登場での喜劇の展開。狂言回しの道化も登場して語りが増えるのだが、かなり削ったにしてもやっぱり難しいなキャラだな。
舞台らしい切り替えの速さにこだわらず、小説なら、追い詰められるヴィオラのヒロイズムを盛りまくって、ゆっくり読みたいところかな。
でも、作りすぎるとシェイクスピアじゃなくなるし、難しいね。
面白かった。
今後のシリーズも見守りたい。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ウィリアム・シェイクスピア
https://ja.wikipedia.org/wiki/十二夜

B's LOG文庫 読了一覧



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