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貴婦人修業 トーリ フィリップス
2017年01月26日 (木) 12:58 | 編集


貴婦人修業 (ハーレクイン文庫)
2006/7
トーリ フィリップス (著), Tori Phillips (原著), 古沢 絵里 (翻訳)

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貴婦人修業

トーリ フィリップス

この世に生を受けて十九年、ロージーは人生最大の危機を迎えていた。親に捨てられ、貧しい農夫の養女として育てられた彼女は、欲深い養父の手で、これまた強欲な女郎屋の亭主に売られた。そしてこうして樽の上に立ち、熱い男たちの視線を浴びている。これから競りが始まる―もちろん、商品はロージーの体。値段は吊りあがり、彼女は伊達男の騎士に競り落とされた。ああ、これが娼婦としての初仕事。さっさとすましてしまいたい。けれども、伊達男のサー・アンドリューは意外なことを言った、十二日後に控えた宴に、貴婦人の姿で参加するように、と。(HS-104)
—————————
copyright 1999
Lady of the Knight

1520年”金の刺繍平原”で行われたフランス王とイギリス王との会見に数多く集まったきらびやかな天幕を舞台にした中世ヒストリカルロマ。
興味本意の余興のために買われた娘と、騎士道精神あふれる伊達男との、ハートフルな物語。
女郎屋の亭主に言われるままに半裸で立つ垢にまみれた娘を、王に気づかれないほどの淑女にすることができるのか?
師弟関係だった若者たちを相手に賭けに出たサー・アンドリューは、娘の美しさに惹かれていくのだが、その娘が実は…という王道な展開ではあるのだが、中世らしい衣装や決闘などの華やかさがありながら、虚飾を指摘するヒロインの鋭さや健気な気遣いがいい感じにキュン。
38歳という年齢で年寄り扱いされならがも、忍耐強く温かな人柄で、ユーモアもある楽しいヒーロー。なかなかかっこよかった。
キャヴェンディッシュ家の皆様も登場とありますが、物語の関連はなく単品で楽しめるお話。
https://ja.wikipedia.org/wiki/金襴の陣

あらすじ
人だかりの外側からその様子を眺めていたサー・アンドリュー・フォードは、樽の上に立った半裸の娘に対して憐憫しか感じなかった。松明の明かりのなかで、娘が何度かまばたきをするのが見えた。いまにも泣き出しそうだ。
アンドリューの横で、生意気ざかりのかつての教え子たちが娘を品定めする。

「女性に礼をつくすという誓いは、その後どうなったのかね?海峡を渡る途中で、海に捨ててしまったのか?」

「騎士の務めは淑女に礼をつくすことだよ、アンドリュー。あいつは淑女じゃない」

「だが素質はあるようだ」実際、顔は泥で汚れ、艶のないメデューサめいた乱れ髪をしていても、娘はじゅうぶんに美しかった。
アンドリューは、彼らに賭けをもちかけた。あの哀れな娘をりっぱに仕込んで、12日後に催されるヘンリー王の宴会に同伴していく自信がある。
だが、競に負けたサー・ガーレスは怒り心頭で、かつての教え子たちは娘に飽きたらお相伴に預かろうと心ない言葉を口にする。
アンドリューは、天幕から弟子たちを追い出すと、風呂の用意をさせた。

「鵞鳥の羽をむしるときみたいに、あたしをそこで煮るつもりなんだ」


冒頭の経緯。まずは、「あたし」ではなく「わたし」と言葉を直すことから。ひとつ覚えるたびに、一ぺニー。間違えると半ペニー没収。ロージーは娼婦でも下働きでもなく、淑女として扱われることに戸惑いながらも、アンドリューを信頼し始める。
だが、である伯爵夫人レディー・アリシアは、アンドリューは優しいとはいえ、いっときの余興のための行動に翻弄されるロージーの身を憂いた。そして、その姿からある人を思い出し…

ロージーが成長するのを辛抱強く接しながら見守るアンドリューとの微笑ましい会話が、軽快なテンポで楽しい。そんな中で、変化するアンドリューの気持ちも読みどころ。
平凡なヒストリカスに飽きたら、このあたりなどいかがでしょう?
ぴったりタイツとガチョウの羽が素敵ネ。それを変だとズバズバいうロージーが可愛い。

どうでもいい話なのだが、股袋(コドピース)に鈴をつけたりと衣装の話が多かったのだが、おかげでヘンリー8世の股間の袋が気になってどうしようもない…
https://ja.wikipedia.org/wiki/コッドピース

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