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大富豪と手折られた花 ベレア家の愛の呪縛 Ⅱ ペニー ジョーダン
2017年04月05日 (水) 22:34 | 編集

大富豪と手折られた花 ベレア家の愛の呪縛 Ⅱ (ハーレクイン・ロマンス)2017/1/27
ペニー ジョーダン (著), Penny Jordan (原著)

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大富豪と手折られた花 
ベレア家の愛の呪縛 Ⅱ 

ペニー ジョーダン

ルシーラは仕事が欲しくて必死だった。でも、家族に認めてもらう方法がほかにないからといって、男性のスイートルームに来たのはまずかったかもしれない。案の定、寝室のドアが閉まると、ルシーラはパニックに陥った。現れたニックは、直談判したい社長とは別の実業家だった。そして、今夜は彼女に目をつけていたと言い、男と二人きりになる意味は知っているな、と確認した。ルシーラは完全におびえ、大事な告白もできなかった。本当は修道女と同じくらい、男性を知らないのだと…。
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A Different Dream
copyright 1988

”ベレア家の愛の呪縛”は芸能界でスターだった両親の間に生まれた複雑な生い立ちの娘や息子の物語のシリーズ。
巻頭にはベレア家の家系図があるので、他の巻から読み始めても理解しやすい。
大女優の母や義父に認められるために、女優になりたいと思ってきたルシーラだが、正直母のような才能はない。それでも、事実を受け止めきれず、もがき苦しむというロマ。
甘い要素はナシ。攻撃的な口調の裏に痛々しいまでの葛藤や乗り越えなくてはならない複雑な生い立ちがあったりするシリアスなお話。
ペニージョーダンの油ののったいい時代の作品です。

あらすじ
ルシーラは有名女優だった母のDNAを受け継ぎ、美しく生まれた。演劇学校時代、ルシーラは女優になるなんてたやすいと信じきっていた。だが、すでに28歳。
タビサ役が欲しい……。私にはどうしてもヒロイン役が必要なのだ。
ルシーラは、連続ドラマを企画したジョン・カッサヴァーに近づき、彼の部屋の鍵を手にいれることに成功した。
自分が世間でどう言われているかは知っていたけれど、ルシーラは気にしていなかった。
上をめざすためになんでもする女優は、私だけではない。
手に入れたいもののために、女であることを使っているだけだ。女優としての才能に気づかないのは私ではなく、相手の過ちなのだから。
暗い寝室の明かりが入れられ、予期せぬ明るさに目がくらむ。

「”僕の部屋へおいで、と蜘蛛が蠅に言いました”……」

あざけるようにマザーグースの一節を口ずさむ声が聞こえたあと、舞踏室で見つめていた男性がいるのに気づいて、ルシーラの心臓は早鐘を打った。


冒頭の経緯。ジョン夫妻を守るために、義弟ニックはルシーラをあざけり、女優には向いていないと指摘した。怒り心頭のルシーラに追い討ちをかけるように、エージェント会社ごと乗っ取りをかけ、彼女にエージェント転向するように誘いをかける。いままで必死に信じてきたものを否定されたルシーラだが、その言葉は的を射ているだけに…

両親に振り向いて欲しいがために、必死だった子供時代。そのための父違いの兄弟のねたみや、平凡だが幸せな姉へのやっかみ。様々な自分の内面と向きあいながら、ヒーローと信頼関係を築いていく姿が良いロマです。誤解されがちなヒロインなのだが、トラウマの閉所恐怖症のあたりで、ちょっと涙でた。
良いロマだった。

ペニー・ジョーダン 読了一覧

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