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孔雀宮のロマンス ヴァイオレット ウィンズピア
2017年09月02日 (土) 21:42 | 編集
孔雀宮のロマンス (ハーレクイン文庫)
孔雀宮のロマンス (1980年) (ハーレクイン・ロマンス)
ヴァイオレット ウィンズピア (著), Violet Winspear (原著),

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孔雀宮のロマンス 

ヴァイオレット ウィンズピア

きびしい伯母や意地悪な従姉妹たちとの同居生活に耐えて働いて貯めたお金を持ってテンプルは南の島にわたった。しかし五年ぶりに再会した婚約者のニックの家には金褐色の肌をした若い娘が出入りしていた。絶望したテンプルは今さら伯母のもとにも帰れず、対岸の比較的大きな町バンパレンで、大企業の秘書の仕事が得られると聞いて、すぐ港へ行く。今日出る月一回の便は満席で、二人用の船室は男なので女は断るという。細身のテンプルはとっさにジーンズで男装して乗り込んだ。(R-32)
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copyright 1969
Palace of the Peacocks

1980年の作品です。今現在販売されたものがどの程度直されているのか未確認ですが、昔のままだと古めかしい文章や表現にめんくらう方もいると思うのでご注意。
R-32というハーレクイン黎明期の作家さんの初期作品です。
男装から始まりますが、すぐにみつかります。ジャワ島の小さな島で秘書として雇われながら働くことに。
東洋の不思議な雰囲気と複雑な人間模様、ちょっぴりサスペンス的な要素も入ってロマンチックなお話。
恋に恋した夢が砕け散り、途方にくれたうら若い乙女が、本当の愛を知るまでが、ヴァイオレット ウィンズピアらしい憂を帯びた文章で描かれます。
良いです。

あらすじ
船は、すでに、波止場を離れた!
いよいよ、ファン・ヘルデン氏に、青年のふりをして自己紹介するときがきた。
相手は青年だろうか、中年だろうか?愛想がいいかしら?
だが、テンプルはすぐに船酔いした。ニックに対する憎しみがこみ上げてくる。あの人さえいなかったら、こうして青年の変装をして、おんぼろの気船でジャワ海のどこかを漂うなんてこともしなくてすんだのに。
いつのまにか船は激しく揺れ始め、嵐に襲われた。
デッキに上がり、手すりにしがみつく。
たちまち髪はしぶきに濡れ、波のしずくが背筋にまで流れ込んできた。
いっそこのまま、まるくなって死んでしまいたい、とテンプルは思う。海水にみじめな涙がまじった。いままで、何度も孤独を味わったことはああった。誰ひとり頼る人もいなかったから。けれども、このときほど強く、自分はひとりだと感じたこともなかった。
テンプルは、近づいてくる足音に気づかなかった。

「ニート・レッケル・マネティエ?」


冒頭の経緯。海賊のようにアイパッチをつけた男は、同室の男性だった。テンプルを介抱した翌朝リック・ファン・ヘルデンは、秘書の仕事を探しているというテンプルに、働いてみる気はないかともちかけた。オランダから相手の男性すら知らずに嫁いだ祖母の日記を英語で出版したいと言うのだ。
テンプルは、宮殿の離を与えられ、翻訳する日記に自らを重ねていく…

ところで、ジャワ島は日本が占領するまでオランダ領だったことはご存知ですか?戦後もしばらくはオランダが治めていたりと複雑な背景があるのですが、東洋の島の不思議な領主ということで、そのあたりの細かなことは横へ。
島には、ヘリコプターでやってくる陽気な医者がいたり、リックに思いをよせる島の女性の嫉妬にあったりと、波乱万丈。
古いロマですが、引き込まれます。

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