本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
これは経費で落ちません! 2 経理部の森若さん
2018年02月18日 (日) 18:29 | 編集
これは経費で落ちません! 2 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)2017/4/20
青木 祐子 (著),‎ uki (イラスト)


これは経費で落ちません! 2
経理部の森若さん

青木 祐子

経理部の森若沙名子、27歳。多くの領収書を処理する沙名子には、社内のいろいろな人間関係が見えてくる。周囲に与えた分以上のことは期待せず、されず、精神的にも経済的にもイーブンでいることを大切にする沙名子は、他人の面倒ごとには関わりたくないのだけど、時には巻き込まれることも。ブランド服、コーヒーメーカー、長期出張…それは本当に必要なものですか?
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彼女の矜持は、イーブン。
面倒ごとは避け、人との関わりも深入りせず、自分の規則正しい生活パターンをきっちり守る、経理という仕事柄にふさわしい淡々とした大人の女性。
そんな彼女が、経理部に訪れる問題児たちをスルーしつつ、天真爛漫な営業マン太陽と関わることで、少しずつ変化していく姿がじれったくも愛らしい物語です。
器用そうで、不器用な生き方の沙名子さん。そんな彼女の視点に共感を感じるかどうかは、読んでみないとわかりにくい。が私は好き。

あらすじ
今のところふたりは「友達」である。たぶん。
会社の人間とは友達にならない。というのは沙名子の方針である。そう伝えると太陽は、沙名子さんがそうなのはわかっているけど俺はそうじゃないと言った。
山田太陽は天天コーポレーションの営業部員。沙名子は営業部の経理担当である。おしゃべりなのはわかっていた。
すべてがネタなのか、それとも本気なのか、そのすれすれあたりを狙っているのか。駆け引きめいた会話は会社だけで十分である。太陽がプライベートでもそういうタイプなら、たぶん、二回会うことはなかったと思う。
しかし太陽は意外と優しく、そして率直なのだった。


冒頭の経緯。太陽の懇願で、月に2回一緒に食事をするようになったプライベートの沙名子さん。自分の規則正しい生活に太陽との時間があることに複雑な気分。
一方、仕事面では、ブランドものの高額なシャツ代を請求してくるやり手の広報課、皆瀬織子の裏がきになりはじめる。さらに、コーヒーメーカーを買うことの便利性について女子社員同士で険悪な雰囲気。関わるまいとする沙名子さんだけれど…。
太陽が話ず営業トップの山崎柊一は何を考え、同じ経理部の孤高の人・田倉勇太朗は何に関わっているのか…

経理の絡んだ推理ものっぽくしたいのか、恋愛にしたいのか、ちょっと中途半端に感じるところもあるかも。推理部分をもっとほりこんだらもっと面白くなりそうな気もする。でも、おそらく作者は関わってくる様々な人間の表と裏の面を書きたいのだろうなと思う。
その辺りを楽しめるとハマる。
太陽、いい線押しているぞ!沙名子さんの鉄壁のルーティーンを崩せるのはきみしかいない!頑張れ!

****って、もう、3巻出てるし!
これは経費で落ちません! 3 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)
GOSICK GREEN 桜庭 一樹
2018年02月04日 (日) 19:17 | 編集
GOSICK GREEN 2016/12/2
桜庭 一樹 (著


GOSICK GREEN

桜庭 一樹

新大陸に到着した早々、難事件を次々解決したヴィクトリカと一弥。開業したグレイウルフ探偵社には早速、依頼人が殺到。脱獄した伝説の銀行強盗・KIDと、マンハッタンの中心にある広大な公園・セントラルパーク。この二つに関する厄介な依頼にヴィクトリカが目を白黒させる中、見習い新聞記者となった一弥も、セントラルパークへ初の取材に向かう。二人の仕事は、思わぬところで大きな陰謀へと繋がって…?奇跡の名コンビが、またもN.Y.中を巻きこむ大活躍!?探偵社編、最新作!
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グレイウルフ探偵社 vs. 伝説の銀行強盗!?
ニューヨークに渡った二人の続編のシリーズをなんとなく手にとってみました……が、
レッド・ブルー・ピンクに続く、シリーズ四作目です!
なんてこった四作目だったのか!?
話の前後がわからなくても、気負わずに手にとれる推理小説としてよくできております。
さくっと読んでみて面白かったら、前のシリーズに戻るのもありかもしれない。

ざっくりあらすじ
ニューヨークに渡った二人は、ブルックリン街のクランベリーストリートのアパートで探偵業を始めることに。一方で、一弥は<デイリーロード>の新聞記者として働きはじめる。
世間を賑わせるのは、40年前に逮捕された伝説の銀行強盗の脱走話。とはいえ、引っ越して間もない二人に家具はなく、知り合いの話から椅子を引き取りに行くと、そこには…

「久城よ。予感がする。あの扉でつぎの意地悪が我々を待っている、と!」


推理小説なので、あらすじをダラダラ紹介できないのは申し訳ない。
新聞記者として働きはじめた久城が居なくなったとたん、人形のようになってしまうヴィクトリアが依頼人の持ちこんだ謎によって息を吹き返し、彼女なりに頑張っている姿がいじましくて、久しぶりに読んで嬉しかった。

遅々として進まない二人の関係をじれったく思いつつ、その距離感が良いのです。
あの切羽詰まったヴィクトリカの叫びが、二人の関係をとてもよく表現していて、吹いた。P257
恋愛を期待しすぎると方向性が違うので、あしからず。
さくっと読めて面白かった。
あけましておめでとうございます
2018年01月04日 (木) 14:38 | 編集
本年も、よろしくお願い申し上げます。

年末の慌ただしいなか、なんとか大掃除をしました。もちろん、好きな本を選ぶゆとりはなかったです。申し訳ない。
やっと新年になったのだが、もうすぐPTAのもちつき。
地域の餅つき+中学校PTAのもちつきという、2週連続の餅つき行事のプレッシャーで…ぐちは横へ。

それでも、年末に2冊読みました。
大掃除をしていたら発見した本。
旦那の司馬遼太郎の「関ヶ原」
娘の湊かなえの「豆の上で眠る」

どっちもロマンスのかけらもない本で、忙しさにかまけて手入れを怠ったカサカサのお肌が、さらに乾きってしまうような本。
ことしは、娘と息子のダブル受験+PTA副会長最後の年!
勝負の時であります!
ぞれでも、なんとかして本も読めるように
頑張るぞ〜
成均館儒生たちの日々 チョン・ウングォル
2017年11月19日 (日) 17:18 | 編集
成均館儒生たちの日々 (上)
成均館儒生たちの日々 (下)
単行本 – 2011/1/25
チョン・ウングォル (著),‎ 佐島 顕子 (翻訳)


成均館儒生たちの日々

チョン・ウングォル

女人禁制の最高学府“成均館(ソンギュンガン)”に男装して入学することになったユニ。彼女は弟ユンシクになり代わり成均館に入ったはいいが、女性だとバレたらその罪は重いためドギマギしっぱなしの毎日はつづく。小柄な美男子として評判になるユニを中心に、ユニへの気持ちに揺れる天才ソンジュンや粗暴だがユニには優しさを見せるジェシン、ユニを女性だと疑う華麗なる女性好きヨンハ……王朝時代のF4たちのトキメキの日々が今、始まる!!
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韓国ドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』の原作です。学園恋愛系の男装ものにつきものの、必死に男性を演じながらも女性として見て欲しいヒロインのトキメキが良いです。男性の視点も若干入り、男子だと思い込んでいる彼女に感じる複雑な思いが、背中痒くてムフムフできました。
韓流系はドラマも歌もノータッチで、背景に関する知識に乏しいので韓国語直訳の単語の語彙が気になったものの、難しい文章ではないのでさらりと読めました。ドラマを見ている方なら、もっと楽しめるのではないでしょうか?

あらすじ (上)
ユニは病気の弟のために、答案の代作や清書者の仕事を引き受けていた。だが、もっとお金になる巨擘(身代わり受験)の仕事を引き受けたくて、弟の名前で受験することに。
そこである貴公子と門前での場所取りで協力しあうことに。違いの実力を認め合った二人は、次の生員試でも落ち合うことに。

「でも、どうしてこんなによくしてくれるのですか?一度会っただけなのに…」

一抹の期待があっての質問だ。「実は女と気づいて好きになったから」と答えてくれる、という想像を捨てきれなかったのだ。ところが、ソジュンは彼女の期待とはまったく違うことを真面目に語りだした。

「おれも早くに四部学堂を辞めたので、学友があまりいません。ところがおととい貴公の試巻がちらっと見えて、それで友達になりたくなったのです」


冒頭の経緯。ユニは見事に合格し、王の推薦で成均館で学ぶことに。早速新入生に試練が与えられるが、それをなんとか乗り越えた二人は、一目置かれることに。同室となった粗暴なジェシンや、女好きのヨンハらとともに、友情をはぐくみ始める…。

下巻は、ユニが女だと気づいたジェシンのますますの挙動不振や、男だと思いつつ惹かれてしまうことに大混乱のソジュンにムフムフしがら、ジェシンのささやかな世俗に対する抵抗が親友を巻き込む大きな事件に発展してしまうという展開。
トキメキだけではなく、派での権力争いが当たり前の世の中を変えたいという血気盛んな若者たちが熱く語ってくれる様も魅力のひとつでした。

その後の4人の物語です。
官僚となった4人の友情が素敵な物語だそうです。それにしても、夫婦となったユニとソンジュンがどんなやりとりをするのか、気になる〜
奎章閣閣臣たちの日々 (上)
奎章閣閣臣たちの日々 (下)
でも、主人公役のユチョンが最近は芸能界活動をしていないそうで(by同僚情報)、ドラマの続編はなさそうだね。

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PS
久しぶりにアップかと思ったら、どしてこれ?的な。なぜなら、会社で何が趣味なの?という自己紹介的な話の流れから、恋愛ものの小説が好きだと口をすべらせた結果、ユチョン好きの女子からオススメされた次第で…断りきれず律儀に読んだという経緯。思った以上に面白かったけど、口が滑った自分を呪った。
でももし、続刊も持っていたら、借りたいな。



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