本読み隊
本の感想・紹介です 。主にコバルト文庫・角川ビーインズ・ビーズログ文庫・一迅社アイリスなどの少女趣味ライトノベル、ハーレクインなどの海外ロマンスなど、3500冊。★スマホからご覧になる方は「海外ロマンス読了一覧」など一部の記事のスクロールが長くなるの場合、”PC”ボタンでPCに切り替えて見ることをオススメです★
無口な男爵の甘いキス エリー マクドナルド
2017年04月16日 (日) 17:28 | 編集
無口な男爵の甘いキス (MIRA文庫)2017/2/15
エリー マクドナルド (著)

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無口な男爵の甘いキス 

エリー マクドナルド

雇い主である子爵夫妻が突然事故で亡くなり、家庭教師のボニーは遺された二人の子供の面倒を見ている。子爵の代理人が賃金を支払わないせいで使用人の多くは次々と去っていったが、傷ついた幼い兄弟を置いていくことなどできるはずもなく、ボニーは無給で二人に仕えていた。前子爵の親友だという後見人が到着すれば、子供たちも少しは落ち着くかもしれない。だが彼女の前に現れたのは、堅苦しく気難しそうなスティーブン卿。しかも、子供たちを思うあまり身分をわきまえずに意見を口にしたボニーを目障りに思っているようで…。(MIRA EM01-02)
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copyright 2013
The governess club:Bonnie

それぞれの事情を抱え、自立した生活を夢見る女子4人が、家庭教師クラブを結成…という家庭教師シリーズの2巻目。
ほっこりした雰囲気のヒストリカルロマです。1巻目を読んでいないのだが、単品で楽しめた。
ページ数は少ないので手に取りやすい文字量。でも私にはちょっと物足りなかった。王道なストーリーで外れ感は少ないけどね。

あらすじ 1822年
もちろん、そういう心の傷を癒したいなら、ダローゲイトを早く去るのがいちばんだとわかっています。だけど今の状態で、どうしてもヘンリーとアーサーを放っておくことはできません。たとえ今の状態で  
<家庭教師クラブ>のメンバーなのに、今回そちらへ行けなくて残念です。どうかルイーザとサラにもそう伝えてね。

体のうしろで手を組み、まっすぐに立つと、スティーブンは真新しい墓をじっと見つめた。友人とその妻が眠る墓だ。
喉にせり上がってくる熱いかたまりをどうにか飲み下し、静かな声で話しかける。
「友よ、本当に残念だ。もう少し早くここへたどり着いていればよかった……」
やらなければならないことが山ほどある。中でも一番にすべきは、あの家庭教師と話をすることだ。
だが、呼ばれた家庭教師は子供たちも連れてきた。昼食の最中に残してくることができなかったという。従者かメイドに面倒をみさせればいいというスティーブンの言葉に、家庭教師は先日より従順に従った。
だが、信じられないことに、やってきた従者たちに外へ連れていかれそうになると、子供たちはとんでもない大騒ぎをはじめた。
ヘンリーは、まさに8歳にしかできない捨て身の抵抗で家庭教師の足にしがみつき、アーサーは耳を覆いたくなるような奇声をあげつづけている  


冒頭の経緯。遺された遺児のために、ボニーは無給ながらも家庭教師として屋敷に残った。そんなある日、無口で無愛想なスティーブン卿が現れ、後見人だと知らされる。
スティーブンも寝耳に水な話ながらも、後見人としての職務を全うしようと悪戦苦闘を始めるが、ヘンリーの落馬をきっかけに、本来この屋敷に来た目的をボニーに明かした。
亡くなった子爵は何者かに狙われていると助けを求める手紙をスティーブンに送っていたのだ……。

というわけで、誰にねらわれているのかプチミステリーが入りつつ、二人の絆が深まっていくという王道な展開。ほっとなシーンもそれなりに楽しめる。
さくっと読むぶんには悪くないのだが、全体的に浅いので、なんとなく物足りないかな。犯人が判明するあたりは、もう少しひねりが欲しいよな…とか。
至福のクッキータイムに、顔を出さずにいられないスティーブンが可愛かった。

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大富豪と手折られた花 ベレア家の愛の呪縛 Ⅱ ペニー ジョーダン
2017年04月05日 (水) 22:34 | 編集

大富豪と手折られた花 ベレア家の愛の呪縛 Ⅱ (ハーレクイン・ロマンス)2017/1/27
ペニー ジョーダン (著), Penny Jordan (原著)

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大富豪と手折られた花 
ベレア家の愛の呪縛 Ⅱ 

ペニー ジョーダン

ルシーラは仕事が欲しくて必死だった。でも、家族に認めてもらう方法がほかにないからといって、男性のスイートルームに来たのはまずかったかもしれない。案の定、寝室のドアが閉まると、ルシーラはパニックに陥った。現れたニックは、直談判したい社長とは別の実業家だった。そして、今夜は彼女に目をつけていたと言い、男と二人きりになる意味は知っているな、と確認した。ルシーラは完全におびえ、大事な告白もできなかった。本当は修道女と同じくらい、男性を知らないのだと…。
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A Different Dream
copyright 1988

”ベレア家の愛の呪縛”は芸能界でスターだった両親の間に生まれた複雑な生い立ちの娘や息子の物語のシリーズ。
巻頭にはベレア家の家系図があるので、他の巻から読み始めても理解しやすい。
大女優の母や義父に認められるために、女優になりたいと思ってきたルシーラだが、正直母のような才能はない。それでも、事実を受け止めきれず、もがき苦しむというロマ。
甘い要素はナシ。攻撃的な口調の裏に痛々しいまでの葛藤や乗り越えなくてはならない複雑な生い立ちがあったりするシリアスなお話。
ペニージョーダンの油ののったいい時代の作品です。

あらすじ
ルシーラは有名女優だった母のDNAを受け継ぎ、美しく生まれた。演劇学校時代、ルシーラは女優になるなんてたやすいと信じきっていた。だが、すでに28歳。
タビサ役が欲しい……。私にはどうしてもヒロイン役が必要なのだ。
ルシーラは、連続ドラマを企画したジョン・カッサヴァーに近づき、彼の部屋の鍵を手にいれることに成功した。
自分が世間でどう言われているかは知っていたけれど、ルシーラは気にしていなかった。
上をめざすためになんでもする女優は、私だけではない。
手に入れたいもののために、女であることを使っているだけだ。女優としての才能に気づかないのは私ではなく、相手の過ちなのだから。
暗い寝室の明かりが入れられ、予期せぬ明るさに目がくらむ。

「”僕の部屋へおいで、と蜘蛛が蠅に言いました”……」

あざけるようにマザーグースの一節を口ずさむ声が聞こえたあと、舞踏室で見つめていた男性がいるのに気づいて、ルシーラの心臓は早鐘を打った。


冒頭の経緯。ジョン夫妻を守るために、義弟ニックはルシーラをあざけり、女優には向いていないと指摘した。怒り心頭のルシーラに追い討ちをかけるように、エージェント会社ごと乗っ取りをかけ、彼女にエージェント転向するように誘いをかける。いままで必死に信じてきたものを否定されたルシーラだが、その言葉は的を射ているだけに…

両親に振り向いて欲しいがために、必死だった子供時代。そのための父違いの兄弟のねたみや、平凡だが幸せな姉へのやっかみ。様々な自分の内面と向きあいながら、ヒーローと信頼関係を築いていく姿が良いロマです。誤解されがちなヒロインなのだが、トラウマの閉所恐怖症のあたりで、ちょっと涙でた。
良いロマだった。

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青春注意報!  くらゆいあゆ
2017年04月04日 (火) 16:56 | 編集
青春注意報! (角川ビーンズ文庫) 2017/2/1
くらゆいあゆ (著), はくり (イラスト)

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青春注意報!  

くらゆいあゆ

高校1年生の菜子には、気になる人がいる。テニス部で女子にも人気の一澤くん。見てるだけで幸せだったのに、ある日突然一澤くんに「お前、何様のつもりだよ」と言われてしまった。なんのことだかわからないし、告白もしていないのに失恋するなんて!一澤くんの親友の宮内くんや、菜子の双子の姉・亜子も絡んできて、「スキ!」と「キライ!」を行ったり来たり。この恋、どうなっちゃうの?すれちがい恋愛ストーリー!
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いい感じにキュンキュンじれったいラブで、楽しかった。
ストーリー的にも、満足。
ティーンズ小説で感じるような落胆はまったくない。
一澤くんの冒頭のキレ方や、ヒロインのネガティブなトラウマ思考が、あわない人もいるかもしれないが、私は好み。一澤くんのハニカミっぷりが壺にハマった。
次々に場面転換する二人の位置関係や姉妹関係に目が離せず、一気に読んでしまいたくなるお話。
ロウティーン(中2)の娘も、”ぱらっとめくってそのまま明け方まで読み切った。面白かった”と久しぶりに感想を述べてくれた。娘いわく、”表紙買いはしにくいけど、中の絵はイイ!”らしい。ひさしぶりに、トキメキ小説で母子で盛り上がった。

あらすじ
一年間こっそり見つめ続けた人に、こんな強烈なフラれ方をした女子は、世界広しといえども、あたしくらいなんじゃないだろうか。

「お前、最低だな」
「……」
「人のことが言えるのかよ、このブス」

”このブス”
女子高生にとって気になる異性からブス、と言われることは世界が暗転するほどショッキングな出来事だ。しかもよりによって、その単語はあたしにとってピンポイント爆弾ほどの威力を持っている。自分が深い傷を負ったことだけはしっかり理解していた。


冒頭の経緯。高校1年生の菜子は、超美人な双子の姉・亜子と勘違いされて、よりによって密かに見つめ続けていた男子からビンタをされたうえに、ブス呼ばわりされてしまった。
一澤の友人の宮内が亜子にヒドイフラれ方をしたせいで、一澤くんは激怒してしまったらしい。すぐに誤解だったと丁寧に謝ってくれた。
でも、一澤くんのいった言葉”このブス”という言葉だけは、菜子のことを言っていると理解しているだけに、2年になって同じクラスになっても気まずくて…。

2年になって気まずい二人ながらも、文化祭でかんばるうちに、いい感じに。でも、根本的に一澤くんの言った言葉からなかなか抜け出せず、そこには、超美人の姉・亜子の存在が絡んでいて…というわけで、楽しいので一読してみてください。
一澤くんが叫ぶたびに、”おう!頑張れ!”と応援してしまったw

角川ビーインズ文庫 読了一覧



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猫伯爵の憂鬱 紅茶係はもふもふがお好き かたやま和華
2017年04月02日 (日) 20:05 | 編集
猫伯爵の憂鬱~紅茶係はもふもふがお好き~ (集英社コバルト文庫)2017/2/1
かたやま 和華 (著)

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猫伯爵の憂鬱
紅茶係はもふもふがお好き

かたやま 和華

「人の姿をした猫、なのか。猫の姿をした人、なのか。それって、そんなに大事なことかしら?」“猫の町”と異名を持つ港町ミストルで毎日、猫達と戯れて幸せな日々を過ごす猫大好き娘のパティ。しかし、父の死をきっかけに、猫人間と噂され、町の人々から恐れられる猫伯爵の許で紅茶係をすることに!! 伯爵が住む猫の目城に出仕したパティの前に現れたのは、やはり、もふもふの黒猫人間で…!?
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この表紙は、ずるいでしょう!
思わず表紙買いしてしまいたくなるけれど、かなりふざけたお話なので、もう…かたやま和華らしさが全開のはっちゃけぶりってことで…
面白くないのかと聞かれると、まずまず読めてしまう不思議。
あれですかね、最近乙女ノベルから脱却して下記のような作品なんぞを書いているから、もふもふ萌えで弾けたかったのですかね?
♪(/・ω・)/ ♪

あらすじ
「猫人間は獣と人の間の獣人なのよ。それって猫でもないし、人間でもないってことなのよ」
猫でもないし、人間でもない?
帝国が建設されて間もないころ、ここミストルの町は鼠大王という鼠の悪魔に襲われたことがあった。そのときにひとりの(一匹の?)猫騎士が現れ、人々を救ったという言い伝えが残っているのだ。
その後、伯爵の爵位を賜り、現在もその子孫が領主をしているが、街の人々は猫人間と呼ばれる猫伯爵に恐怖を感じている。
パティは早くに父を亡くし、叔母に父の会社”ペコ商会”を乗っ取られた。そのうえ今は娘のパティを追い出そうとしている。猫伯爵の住む猫目城”キャッツアイ”で紅茶係をすることになったのだ。

「わたしは、猫とおいしい紅茶があれば満足だから」


冒頭の経緯。もふもふの猫伯爵ジルナードにときめいて、過保護な執事アーロンに減点される毎日が始まった。だけど、執事のはお茶の時間になると、パティを執務しつから追い出しにかかる。パティがいると食事ができないと…?

もう、もふもふの手袋をしょっぱなではずして素手で握手した時点で、なんとなく察しているとおりの展開になるのだ。
パティとほんわかする猫伯爵の間に、ぐいぐい入り込むドS執事との掛け合いを楽しんでくれたまえ。

かたやま 和華 読了一覧

こっちのほうは、好評で、読みたいな…むぅ〜
大あくびして、猫の恋 猫の手屋繁盛記 (集英社文庫)



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